JIJA日本公認会計士協会準会員会は、北海道、東北、東京、東海、近畿、中国、四国、北部九州と全国に分会があります。

インタビュー

山田 俊輔氏

2011年7月15日

経歴:大学卒業後、信販会社で営業に携わった後、2006年に公認会計士試験2次試験合格。あずさ監査法人に入所後、2010年税理士法人ミライト・パートナーズ設立。代表社員に就任。

 これからのキャリアを考える ~私の10年後~

税理士法人ミライト・パートナーズ 代表社員 山田 俊輔氏

■現在の具体的な業務内容は?

毎日ばらばらですね。出社前まで勉強しているところまでは毎日同じですが、業務で多いのは税理士顧問業務です。年度の税務申告をはじめとし、会社経理のチェックや、相談、会社への月次決算報告を請け負っています。その他には、上場企業の経理支援や、他にはスポット案件として清算の税務を行ったり、弁護士から相続税の計算の依頼もきます。今日も株価算定の仕事があるのですが、まだ手をつけられていません(笑)。

■準会員時代に何をやっておけばよいとお考えですか?

私のように税金関係の仕事をするなら、普通は早いうちから勉強しておいた方が良いと考えますよね。もちろん早いうちから将来の為に勉強しておくに越したことはありませんが、私は普段から実務を目の前にしないと知識が頭に入らないので、勉強するタイミングは、必要になった時でも良いと思います。ただ、必要になった時にすぐ対応できるよう、広く浅く知識を身につけておくことをお勧めします。勉強以外で言えば、私自身は最初から独立を見込んで若い頃から勉強会や弁護士との交流会に参加していました。アンテナを張って話を聞いたりしていたので、人脈が広がりましたし、それが今の仕事に繋がっていることもあります。

■なぜ現在の仕事を選んだのでしょうか?

私は設立する直前まで税理士法人を設立する発想はありませんでした。本当は監査法人を辞める時、個人事務所を開業するつもりでいたのですが、今のパートナーから「一緒にやらへんか?今個人事務所でやっても生き残れへん、一緒に代表社員として組織化していこう」という話を頂きました。最初は断りましたが、今や税理士事務所はコンビニの数より多く、個人より組織でやっていった方が良いという現実を知り、税理士法人を設立することとなりました。

■現在の仕事の好きなところ、やりがいを感じるところは?

中小企業や個人のクライアント様からは、この先会社が存続できるか否かという次元で税務の相談を頂きます。監査法人に勤務していた頃は「お墨付きをもらう」ための相談が多かったのですが、今受ける相談はそれとは角度が違っており、本当に頼りにされていると感じることが多く、だからこそ応えていくことにやりがいを感じます。もちろん監査の世界でもやりがいを感じる方はたくさんいらっしゃるでしょうし、このことは完全な個人的価値観ではありますので人それぞれ感じ方は異なると思います。僕にとっては、今の仕事性に合っていて、社会の中で意味のある仕事ができているのだと強く実感できます。

■現在の仕事の難しいと感じるところは?

会計とは全然関係ない社会保険や会社経営の相談も舞い込みます。全く知らないことにもすぐに応えていくことは簡単ではありません。会計や税務の相談であっても、クライアントによってニーズやその水準も違うので、臨機応変に応えなくてはなりません。事務所経営の面では、小規模事務所なので雇用やそれに伴う品質管理を一から考えることが大変ですね。今も試行錯誤でやっていっています。

■現在の仕事に向いていると思う人はどのような人でしょうか?

正直、人それぞれだと思うので分かりません(笑)。私のようにクライアントとのダイレクトな付き合いにやりがいを感じられる人、様々なニーズに対応できる人は向いているのではないでしょうか。こういうスタイルの仕事が楽しいと思えるなら向いていると思いますよ。

■会計士に求められるものは何だとお考えですか?

私は会計士や税理士の資格に対するこだわりを持っていません。会計士の資格は、面白い人と知り合い、面白い仕事に出会うための手段だと捉えています。ただ、社会人として求められるものという意味なら、向上心・謙虚な気持ち・コミュニケーション能力が必要だと思います。特に最近、コミュニケーション能力の大切さは感じています。昔はクライアント様と上辺の話しかできなくても良かった。でも、今はそれでは仕事にはなりません。コミュニケーション能力がないと、仕事は得られないと改めて感じています。

山田俊輔:大学卒業後、信販会社で営業に携わった後、2006年に公認会計士試験2次試験合格。あずさ監査法人に入所後、2010年税理士法人ミライト・パートナーズ設立。代表社員に就任。

(文責:渡邉 美月)

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