日本公認会計士協会 準会員会

活動報告(東京)

【活動報告】公認会計士×ソーシャルビジネス 会計士として社会とどう関わっていくか

 新型コロナウイルスの感染拡大、ウクライナ情勢による世界経済の劇的な変化、世界的なSDGs への関心の高まりを発端に一人ひとりの働き方が大きく変化していくなか、公認会計士に対する社会からの期待は、組織ガバナンスや非財務情報といった分野にも広がってきております。このような状況下で、公認会計士としてどのように社会に貢献していくことができるかを考え、それを実践していくことがますます必要となってきております。
 2022 年9 月24 日(土)、日本公認会計士協会準会員会東京分会では、今後の公認会計士のソーシャルキャリアについてご紹介する座談会・勉強会『公認会計士×ソーシャルビジネス 会計士として社会とどう関わっていくか?』を開催いたしました。
 今回は、社会課題に挑む公認会計士のプラットフォーム形成を目指すNPO 法人 Accountability for Change 様より、代表理事の池山允浩様(公認会計士)、理事の村越樹生様(公認会計士)、工藤裕希様(準会員)の御三方にご登壇いただきました。
 池山様からは、ソーシャルビジネスの概要と公認会計士との関わり方について、また、実際にソーシャルビジネスに関わりご活躍されている公認会計士の方のお話をご紹介いただきました。さらに、今非常にホットな話題である「インパクト投資」や「統合報告」についてもご説明いただき、大変有意義な時間でした。
 村越様と工藤様からは、ご自身が実際に行われているプロボノ活動に関する体験談をお話しいただきました。本業との兼ね合いや、アクションの起こし方などについても詳しくご説明いただき、これからプロボノ活動を実践してみようと考えられている方にとって、非常に貴重なお話をお聞きすることができました。
 匿名のオンライン質問ツールを利用することで参加者が気兼ねなく質問ができる環境を整えたことが功を奏したのか、参加者から多くの質問が寄せられましたので、それらに適宜お答えいただきながら進行していただきました。
 会場8 名とオンライン18 名の計26 名の方にご参加いただき、全ての参加者の方から「満足」というアンケート回答をいただきました。また、「自身と年次が近い若手~中堅の方々が活躍されている事例を聞くことができて勇気づけられました」、「プロボノ活動が本業に与える良い影響を知ることができ、将来の働き方の選択肢が増えました」等のご感想をいただきました。
 今回の企画は、公認会計士とソーシャルビジネスとの多様な関わり方を知る一つのきっかけ、また、個人の将来の選択肢を広げる手助けとなったのではないかと思います。
 準会員会では、今後も会員・準会員の皆様の知見や選択肢を広げるための一助となるようなイベントを積極的に開催していきます。ご興味がある方は、ぜひご参加ください。 
  

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