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【活動報告】準会員のためのソーシャルキャリア入門

登録日: 2020.04.02

少子高齢化、LGBT、待機児童…。様々な社会課題が発生している中で、ビジネスの力で社会課題を解決するソーシャルビジネスに注目が集まっています。それと同時に、会計プロフェッショナルである公認会計士に対する期待も高まっています。そのような時代の流れの中で、公認会計士としての能力をどのように社会に還元していくのかを考えていく必要があるのではないでしょうか。ソーシャルビジネスの領域でも、他のビジネスと同じように、会計や財務・資金調達など様々なニーズがあり、公認会計士として貢献できる領域も様々です。

2020年1月25日(土)、日本公認会計士協会準会員会東京分会では、実際にNPOに関わる方、ソーシャルビジネスに関わる方、さらにはプロボノとしてソーシャルセクターに関わる方々をお招きして、今後の公認会計士のソーシャルキャリアについてご紹介する座談会・勉強会『準会員のためのソーシャルキャリア入門』を開催いたしました。

二部構成とし、第一部では若手準会員・会員の視点から、第二部では本業又はプロボノでソーシャルビジネスにより深く関わる方々の視点からソーシャルキャリアについて語っていただきました。第一部では日頃プロボノ活動に参加されている若手準会員・会員である村越樹生氏(EY新日本有限責任監査法人)、児玉優樹氏(有限責任監査法人トーマツ)、佐藤光氏(太陽有限責任監査法人)の3名にご登壇いただき、セミナー参加者の大半を占める1年目の準会員に向けて、準会員時代の本業の大変さ、やりがいとともにプロボノ活動・社会活動に参加しようと思ったきっかけや本業との両立について座談会形式で話していただきました。

第二部では、認定NPO法人フローレンスのCFOの横山正宏氏、株式会社キズキ ビジネスカレッジ事業事業責任者の林田絵美氏、EY新日本有限責任監査法人の池山允浩氏にご登壇いただきました。横山氏と林田氏は監査法人時代から本業と並行してプロボノ活動に従事されており、横山氏は現職の同僚からの誘い、林田氏は現職の代表との出会いが契機となって本業でソーシャルビジネスに関わることを決めたとのことでした。お三方ともそれぞれご経験やバックグラウンドが異なる中、ソーシャルビジネス等、キャリア選択に当たって、収入面の不安や、事業を進める側に立つことのやりがいと大変さなど、想像したことがあってもなかなか生の声がきけない貴重な体験談や葛藤をお話しいただきました。第一部、第二部ともに、匿名の公開質問ツールを使用して、セミナー参加者が人目を気にすることなくリアルタイムで質問できる形式としたため、随時投げかけられる参加者からの質問に適宜回答しつつ進行していきました。

会場の参加者は40名弱となり、昨年の30名超を大きく上回り、アンケートの結果としても、ほぼ全員から「満足」以上という回答を頂戴し、「ソーシャルビジネスの運営方法など普段聞けない話が聞けて、先輩たちは自分の意識をしっかり持つキャリアを歩んできて、とても素敵だと思いました」、「全く知らない世界のお話でした」等の感想をいただきました。

今回の企画は、社会的に身近になりつつありますが、公認会計士にとってまだまだ距離感のあるソーシャルビジネスとの多様な関わり方を知る一つのきっかけとなったのではないかと思います。

(TOKYO CPA NEWS No.757 2020.4 準会員通信)

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