日本公認会計士協会 準会員会

活動報告(近畿)

準会員会主催勉強会 報告

第一回勉強会レポート

 平成21年12月5日、準会員会主催の勉強会を開催致しました。「多様なフィールドで働く会計士の事例紹介」のテーマで、講師にはコンサルタントの吉田徹先生をお招きしました。吉田先生は公認会計士試験合格後、金融機関、監査法人、メーカー等、多様な職場を経験された後、現職に就かれています。
勉強会は、それぞれの職場での業務内容、会計士に求められる役割に加え、それぞれのタイミングでのキャリア形成上の迷いや転職の動機などを軸に進められました。転職には、得られるものと失うものの両面があり、失敗をしない為には日頃から仕事やキャリア形成に関する自身のスタンス(何がしたいのか、どうなりたいのか等)について、考える時間を持つことが必要であること、公認会計士としての知見は、監査法人以外の様々な職場において多様な形で必要とされていること、などが分かりました。今回の勉強会は転職を経験している方はもちろん、まだ経験のない方も非常に共感でき、さらに考えさせられるものでした。

(記:坂井)

第二回勉強会レポート

 平成22年1月10日、株式会社マイベルコンサルティングの代表取締役である小柴学司先生をお招きして第二回勉強会を開催致しました。小柴学司先生は公認会計士二次試験に合格され監査法人勤務後、会計事務所にて税金全般・不動産仲介・不動産鑑定を学ばれ、M&A仲介会社において多くのM&A案件に携わられました。
講義内容は「実例から学ぶM&A入門」でしたが、実際のM&A成約事例は興味深いお話しでした。メディアや映画の影響を受けているせいか、M&Aといえば敵対的買収のイメージが強かったのですが、実はほとんどが友好的買収であること、後継者不足で廃業せざるを得ない企業が全企業の40%以上もあることなど驚くことがたくさんありました。また参加型の講義であったため、参加者が自分の意見を率直に言うことができ、先生も時折冗談を交えつつ話されるなど非常に有意義な講義となりました。
小柴先生は「後継者不足で廃業せざるを得ない優良企業を買収したいという買い手は存在するにもかかわらず、M&A(売却)という選択肢を知らないために廃業する企業が多いことは残念。売り手も買い手も双方がWin-Winの関係になれるようなハッピーM&Aを普及させたい」との信念を持って活躍されております。
 

(記:中辻)

 
 

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