日本公認会計士協会 準会員会

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第9回 新年のご挨拶

会計士補の皆さん、明けましておめでとうございます。 昨年は、我々会計士補にとって変化の多い一年でありました。試験制度も改正され、今後、新しい制度での公認会計士試験に合格しても、会計士補となることは出来なくなります。いわば、最後の会計士補になるということです。

また、会計士補という資格が制度上なくなるため、会計士補会という組織の将来についても考えなくてはなりません。私が常々言っていることでもありますが、士業において、我々のような未だ半人前の「補」が、公式な団体を組織しているというのは他に例を見ない制度であり、我々の業界が多様な人材を育成していこうという想いの表れと理解しております。

今後は、新たな公認会計士試験の合格者と共に新たな団体として、さらに多様な活動を行っていきたいと考えております。

会計士補会では、試験制度調査委員会という組織を設け、試験制度に関して調査、啓蒙活動を行って参りました。我々会計士補の中で、平成15年度から17年度の公認会計士第2次試験合格者については、公認会計士になるために、新試験制度での監査論及び租税法の2科目及び実務補習所の修了考査を合格しなければなりません。会計士補の間では、従来の第3次試験があった頃に比べ過酷な制度と考えている方もいらっしゃるかと思います。しかし、公認会計士となるためには、これら試験の合格は不可避であります。

会計士補の皆さん、今年は勉強しましょう。周囲の方々に多少のご迷惑をかけてでも、試験合格を第一優先させましょう。そして、全員合格し公認会計士となってその恩に報いましょう。

本年も会計士補会を宜しくお願い致します。

平成十八年元旦

会計士補会代表幹事

丹羽 玄

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