日本公認会計士協会 準会員会

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第2回 各地方郷土料理の紹介~九州・沖縄編~

皆さんこんにちは。今回のコラムはみなさんが知って得する情報を提供するかたちでお送りしたいと思います。皆さんは会計士補になってさまざまな地方へ出張するということもあるでしょう。ですから各地方に出張に行った時にためになるよう各地方の名物料理についてまとめてみました。初回は九州・沖縄です。出張に行く際にはぜひともコピーして持て行ってください。

沖縄県
ソーキそば
ソーキとは豚の骨付き肉を味付けしたものです。そもそも沖縄では、そば粉を使わず小麦粉とかん水、食塩とで作られた麺と、かつお節や昆布、豚骨などでとったスープ、その上にカマボコや豚の三枚肉等をトッピングした「沖縄そば」がありました。そのうちソーキをトッピングしたものが独立し、最近ではソーキそばと呼ばれているようです。
ミミガー
その名のとおり「豚の耳の皮」という意味です。しかしミミガーといっても実際には顔全体の皮を使うようです。
ラフテー
ラフテーとは豚バラ肉のことをさし、豚の沖縄風角煮です。口の中でとろける感じがなんともいえないおいしさです。
ゴーヤーチャンプル
皆さんご存知でしょうが、現在ではキャラクターにもなるほどに沖縄を代表する食材であるゴーヤー(にが瓜)をチャンプルー(ごちゃ混ぜ)にしたものです。ほかにも沖縄には豆腐チャンプルー等さまざまなチャンプルーがあります。

鹿児島県
薩摩しゅんかん
春先の郷土料理のひとつです。たけのこ・大根・人参・ゴボウ・油揚等を煮込み、豚肉、猪肉等の煮付けをそえた煮物です。
カツオのたたき
表面を炭火で焼いたカツオの切り身を刺身にしたものです。ご存知の方も多いでしょうが、鹿児島の郷土料理である事は知っていたでしょうか。
きびなご料理
「きびなご」は、ウルメイワシ科に属する7~8センチくらいの小魚です。刺身や塩焼き、味噌汁、天ぷら等にして食べます。
加治木まんじゅう
一見あんまんのような感じがしますが、あんまんとは違う絶妙の食感にやみつきになる方も多いのではないでしょうか。
じゃんぼもち
二本の串に餅を串刺しにした、みたらし団子のような餅。甘さ控えめの味と何とも言えない餅の柔らかさが特徴的な逸品。

大分県
さぶろう鍋
さといも、コンニャク、しいたけ、ねぎを猪肉と緒方味噌で仕立てた料理です。
やせうま
小麦粉を練って細長く伸ばして麺状にゆでたものに、砂糖ときなこをかけたものです。デザート的なものですが小麦粉を使っているのでかなりお腹にたまります。

福岡県
せんぶきまげ
せんぶきとは博多弁でわけぎのことです。わけぎ(せんぶき)をゆでて、何回か折り曲げ、葉先の部分を根の方からグルグル巻き付けて結び、その巻かれたものを酢味噌で味わうもので歯ごたえと甘みがあります。

秋月葛
秋月葛は秋月の特産品です。町内の喫茶店などでも食べることが出来るほど福岡では有名です。
柳川鍋
これもご存知の方も多いでしょう。どじょうをささがきのゴボウと煮て、仕上げに卵でとじた鍋です。

佐賀県
フナんコグイ(フナの昆布巻き)
「ふなんこぐい」の「こぐい」は、煮凝(にこごり)の(こごり)がなまったものといわれています。まず、生きたままのフナを昆布巻きにし、泥臭さを抜き、鍋の底に厚く切った大根を敷き、フナの昆布巻き、レンコン、コンニャク、ニンジン、ゴボウ等の野菜を入れます。みそのとかし汁、酒等で10~13時間煮込むと出来上がります。
エツ料理
エツはカタクチイワシ科の魚で、体長30cm~40cmの細長い魚です。日本では筑後川流域でのみでしかとれない珍魚です。刺身、塩焼き、骨揚げ、煮付けなど、夏は、酒の産地でもあるこの地方の冷酒によくあいます。5月~7月の季節限定です。

熊本県
高菜飯
いまや居酒屋でもでてくる定番料理、阿蘇高菜漬けを小さく刻んだものと、タケノコなどと炒めたものを一緒に混ぜ合わせたものです。
からし蓮根
これも知っている方も多いでしょう。蓮根の穴にからし味噌を詰めて揚げたものです。シンプルだが蓮根の歯ごたえとからしの刺激がとても新鮮です。

宮崎県
冷や汁
宮崎の名物料理で麦飯に冷や汁(焼いたあじ、いわしなどの小魚などをほぐし、麦味噌を香ばしく焼いた汁に豆腐やしそなど薬味を入れた汁)をかけて食べます。暑い宮崎ならではの料理で、暑い夏でも食べやすい料理です。

飫肥(おび)の天ぷら
日南市・飫肥の漁港から水揚げされた新鮮なイワシやトビウオなどの小魚をすり身にして、豆腐、味噌、黒砂糖を混ぜ合わせ、木の葉の形にして揚げたものです。黒砂糖、醤油で味付けしたやわらかな口当たりが特徴です。

長崎県
長崎ちゃんぽん、皿うどん
長崎といえば真っ先に思い浮かぶでしょう。ちゃんぽん(チャンポン)・皿うどんは、深い関わりのあった中国の影響を受けて長崎が生み出した日中混合の庶民の味として、名物のひとつとなっています。独特の麺と魚介類や肉など多くの具をラードで調理した、ボリュームのある麺料理です。
卓袱料理
「卓」はテーブル、「袱」は卓垂れるテーブル掛け意味します。その成立ちは鎖国時代にまでさかのぼります。当時、唯一港を開いていた長崎に来航した外国人の珍しい料理法に和風の良さを加え長崎風にアレンジされていったものが「長崎卓袱料理」で、大鉢・中鉢で出された料理を思い思いに小皿にとって食べる会食料理です。

※ 本文中の見解は筆者の私見が含まれています。また具材や料理方法は家庭や店によっても異なるものであり、必ずしも上記によりません。

(文責:山田勝也)

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